煙草屋の管理方法

 煙草屋として、いかに商品価値を高めるかの試行錯誤をしてきました。今の段階で私が理想とする管理方法をお話ししておきたいと思います。

ワカハラ店内

ウォークインヒュミドールでの管理

 ウォークインヒュミドールの中にケースを設置して管理をします。室温はエアコンなどで20℃に保ちます。
 さらに加湿器を設置し、湿度50%~60%の環境を作ります。
 私はこの環境を「基礎温度」環境、また「基礎湿度」環境としています。
 この状態で、そのままケースに入れずに管理できるものは「パイプタバコ」と「シガレット」です。

ウォークインヒュミドールのみでの管理の注意点

 ウォークインヒュミドールに設置したエアコン・加湿器のみでの環境では、ウォークイン内の場所によって温度・湿度が変化し、不安定な状態になっていますので、商品をどこに置くか、充分に注意します。
 安定した温度・湿度で管理するためには、ウォークインの中にケースを設置する必要があります。

ウォークインの中にガラスケースを設置して管理する

 ウォークインヒュミドールで作った「基礎温度」「基礎湿度」の環境内にケース(ワカハラオリジナルヒュミドール)を設置します。このケースはセンサー付きの加湿器を使用し、還流方式で空気を循環させて、安定を図っています。

・温度20℃、湿度72%に設定したケースで「プレミアム・シガー」を管理します。

・温度20℃、湿度65%~68%に設定して「ドライシガー」「リトルシガー」を管理します。

・温度20℃、湿度60%~68%に設定して「手巻きタバコ」を管理します。

 春から夏にかけて、特に湿度の多い時期(65%以上)は、ウォークインヒュミドールに除湿器を設置して安定を図ります。
 秋から冬にかけて、湿度の少ない(20%~30%)場合は、ウォークインヒュミドールでケースに入れずに管理をしている「パイプタバコ」「シガレット」の管理状態に注意を払います。

ウォークインの中にガラスケースを設置する必要性

・ケース内の温度・湿度の平均化を図るため

・カビの問題を解決し、シガーにおいては10年、20年に渡る熟成期間を可能にするため

シガーの熟成期間

 温度や湿度、カビなどの問題点を解決し、熟成段階に入った箱の中のシガーは、カビ菌等を寄せつけない状態になります。この状態を私は「熟成期間」と呼んでいます。

管理の良し悪しで価値が変わる

 煙草は環境によって味・香りの差が出やすい商品です。これは生鮮食品などにも言えることだと思いますが、管理の良し悪しで商品の価値が変わる時代です。
 煙草専門店として販売を継続するのに厳しい時代ですが、きちんと管理をすることによって煙草本来の味・香りをお客さまにわかっていただき、満足していただけると信じています。
 これからも、よりよい管理方法を目指して日々の研鑽に励んでまいりたいと思っています。

ワカハラ店主 青山公甫